maekawa yü

課題と解決方法

私の名刺を例にしてみます。私が自分の名刺を作る時、まだ事業コンセプトも決まっていないブレブレの段階でした。決まっていたのは「イラストとデザインの仕事を、個人事業主の方向けにやっていきたい」ことだけ。ではどんな情報を名刺に落とし込んだか？

＜課題＞フリーランスデザイナーは沢山いる
だけど各デザイナー、得意分野や大切にしているポイントは様々。だけどお客様にとって、デザイナーにどんな違いがあるかなんて検討もつかないですよね。当時の私には「こんな想いでやってるよ」がまだ不十分だった分、「デザイナーとしてこんなことできるよ」を伝えたい、じゃぁ名刺自体がデザインサンプルになるように作ろうと考えました。

＜１＞ デザイン屋さんの信頼性 〜センス〜
デザイン屋さんにとって「素敵なデザインをしてくれそう」という第一印象はゆずれないテーマ。どんな好みの方にも「おしゃれっぽい」と感じていただけるよう、シンプルなモノクロデザインにしました。ただ固くなりすぎないよう、ロゴは曲線で柔らかくリズムを出しました。

＜２＞ デザイン屋さんの信頼性 〜印刷知識〜
紙と印刷にこだわることで「印刷への知識もあるよ」というメッセージ性をこめています。セレクトした特殊紙は、デコボコした布目があり、繊細さと柔らかさを表現。視覚だけでなく、触覚からもアプローチしてくれるので、記憶に残りやすいという利点があります。そこに、昔ながらの「活版印刷」で立体感とオールド感をプラス。

＜３＞ イラストが描けるというアピール
イラストや似顔絵の仕事もやっていきたいと思っていたので、迷わず似顔絵を入れました。フリーランスなので、私自身がブランドとなります。ロゴ＝似顔絵、そんなイメージです。また、初対面で緊張することもあるので、和やかな雰囲気にしたく、ほっこりするタッチを採用。このほっこり感は、私の人柄も伝わるかなぁと思います。