人として大切にしたいこと
私は「一般社団法人 日本親子コーチング協会」の
認定コーチを2018年秋に取得しました。
認定コーチになるための課題の一つに
「コーチとして私が大切にすること・その理由」という
レポート提出が必要となります。
これ、考えてみるとなかなか腹落ちする文章がかけず、
何度も何度も書き直しました。
そして、やっと納得のいくものができたと同時に
自分の「軸」が明確になった瞬間でもありました。
それまで「私が本当にしたいことはなんだろう」
「私だからこそできる事は何?」と自分迷子になっていたのです。
この自分軸を言語化することで、
これまでなんとなく感じていた想いが明確になり、
コーチとしてだけでなく、自分の人生全体のゆるぎない柱となり、
あらゆる事がスムーズになったのでした。
私と同じように悩んでいる方は、ぜひ「人として大切にすること」を考えてみてほしいです。
それが、その人にとっての「愛の形」「コアな想い」「行動の源」「エネルギー源」につながっていくのだと思います。
下記は、協会へ提出したレポートそのままの内容を掲載させていただきます。
▽ 2018年9月21日 金曜日
「コーチとして私が大切にすること・その理由」
コーチとして、デザイナーとして、友人として、母として、全てに共通するのですが、
私が大切にすることは「愛を持って、そこにいる」ということです。
「愛を持つ」というのは、私の中では「相手を信頼すること」だと思っています。
私は人と関わりあう時に、深く付き合いたい、仲良くなりたい、そう思うことが多いです。
あまり広くなくてよく、大切な人が徐々に徐々に増えていくイメージです。
ではどうすれば深く付き合えるのかと考えた時、「相手を信頼すること」だなぁと感じます。
子どもに対してもそうですが、相手を信じて待ってみる。相手の思いや考えがじゅうぶんになるまで待ってみる。
助けを求められたら、歩みよる。信頼しているよ、という態度が相手に伝われば、
おのずと相手も信頼してくれると実感しています。
「そこにいる」というのは、私の中では「依存しない関係」だと思っています。
言葉にするのが難しいのですが、デザイナーとしてお客様と接する時、私は「立ち寄り地点」のようなイメージがあります。
例えば「名刺を作りたい」など、その時々、必要となった時に立ち寄ってもらえる場所です。
お客様の中には、デザイン以外のことも何でもデザイナーに相談される方もいらっしゃいますが、
それは依存していることになるのだと思うのです。
必要な時に、必要なだけ、私のところに来て、元気になって一歩踏み出すことができる。
普段の活動はsnsなどで応援し、たまにお茶して楽しい会話を楽しむ。そんな関係性が理想です。
だから、必要以上に関わりすぎないことも大切だと感じています。
そしてそれは、母親としても、コーチとしても一緒だなぁと考えています。
私は何者でもなく、ただの立ち寄り地点の点。
みんな、上下優劣のない、それぞれに特色をもった、点。
その点を渡り歩いたり、つないだり、くっついたり、新しい点が生まれたり。
その点と点をつなぐエネルギーが「愛(信頼すること)だなぁ」と思うのです。
「愛を持って、そこにいる」というのは
「相手を信頼して、依存しない関係性でいる」ことです。
そして「感謝する気持ち」が生まれてくるのではないか、
「感謝する気持ち」があれば「それだけで幸せ」なんじゃないかなぁと思います。